武器になる数学アタマの作り方 By 高橋洋一
経済や数学が苦手な人におすすめ
筆者は嘉悦大学の教授をやられていて、元大蔵官僚。
経歴を見てもすごいんだが、アベノミクスの裏の人だったりする。故安倍氏の指南役でもあり、元管首相のアドバイザーでもあった。経済学に長けた人だ。
ユーチューブを見てもわかるが、とてもわかりやすく解説してくれる。
今の円安をメディアは批判するが、実質は円安が景気を良くして行くということを、データーやバブル時のことを話しながら解説してくれる。
日経やテレビメディア、岸田内閣、財務省の裏を暴きまくるというのが面白い。
日経なんて読んでも何にも役立たないというのがわかる。ニュースも見るのがアホらしくなるぐらい、解説が明快でデーターを提示するし、国際感覚も素晴らしいので海外事情と比較しながらの解説も視野を広げてくれる。
www.youtube.com円安についての動画
最近はメディアにも良く出ていて、積極的に正確な情報を伝えようとされている。
日本のニュースは本当に一方通行で役に立たないのがわかる。途方も海外を色々と渡航した経験を思うと、日本のメディアは本当に信用できないと思っている。
<余談>ついこないだも韓国に行ってきたけど、メディアの韓国推しと現実を見るとどうかな〜と思う。特に、韓国料理美味しい〜ってやってるけど、食べ方とか味付けはほとんど同じで、魚と肉その他、野菜で巻いてサムジャン、コチジャンつけて食う。刺身も。最初は珍しく美味しいと思うけど、飽きてくる・・・。そして、味が濃い・・・
まこんなそんなで、物事を正確に見るために、数字を正しく見ようというのが
今回の本「武器になる数学アタマの作り方」
ご本人が中央に写ってらっしゃるので、見覚えのある人もいるかもしれません。
他にも色々書かれているので興味のある人は読んで見て。
当方も経営の経験から、財務諸表を見れないと基本的に儲かっているか、資産をどうするか、借金はどれぐらいできるのかを判断できないことを知っているし、経験している。
(ほとんどの、中小零細企業の社長たちは読めない・本当よ)
そんなのを簡単にわかりやすくて説明しているし、他に統計の見方や、価格が決定する条件なんかも「なるほど」と図付きで教えてくれる。
筆者曰く、「カネと権力は繋がっているから、金の流れがわかれば、権力関係も見えてくる。本当のカネの流れが読み取れるようになると、世の中の見え方も変わり、確実に今よりは賢く世の中がとれえらるようになる。」
とのことで、読み進めて行くと・・・
財務諸表の一つに、「貸借対照表=BS=バランスシート」というのがある。
筆者曰く「BSには「いずれ返さなければいけないお金=負債」と「返す必要のないお金=純資産」が明確に分けられて記載されている」
当方も、恩師から右左表と習って「目から鱗」状態だったのだが、氏の解説も非常見わかりやすい。
恩師は「左があんたの持っているもの、右がそれを買うためにどうやってお金を持ってきたか。」という風に教えていた。
恩師も、著者も非常にわかりやすい表現だった。損益計算書=PL(プロフィット・アンド・ロス・ステイトメント)の解説もあるので読めばわかる。
社長は、この二つの財務諸表から企業の本当の姿を見れるようにしないと判断を間違うよ。
下手に分厚い税理士の書いた財務諸表の読み方を読むよりも超明快な本!
経営者の皆様ご一読を!
これは後で買おうかと持っている本
これもね
他にも、マスコミが騒ぐ「1000兆円=国民の借金」の本当のこと。全然、心配しなくていいのに、煽って、財務省の税取りの理由付けになっていることがわかる。
「外国人労働者が必要」というのは嘘。日本国民の賃金を上げたいなら、外国人労働者を入れずに、人手不足に拍車をかけたほうがいいし、正規雇用も増える。(本を読んでの個人的感想)という、見方もできるなという解説もある。
筆者曰く「ひとことで言えば、経済とは『需要と供給』の話である。」
需要が供給より多ければ、物価上昇、人手不足になる。
供給が需要より多くなれば、物価減少、余剰人員になる。
単純明快な話である。
価格も、需要と供給のバランスによって決まるというのもグラフで解説している。
ね、わかりやすいでしょう?
とにかく、特に経営者の方や、メディアの嘘を見抜きたい方、正確に物事を捉えられるようになりたい方にオススメです!ぜひご一読!